子ども達への奨学金支給
親をエイズで亡くし、援助を必要としている子ども達(幼稚園年少〜中学3年生)に奨学金を給付します。奨学金は教科書・制服・靴・昼食・通学・文房具などに用いられます。
各地区において、地域エイズ委員会・学校の先生・RTFスタッフなどで構成する「奨学金委員会」の審査・管理によって、子ども達に給付しています。
現在67人の子供に奨学金を支給していますが、奨学金を必要としている全ての子ども達に行き渡っていないのが現状です。


奨学金支給額
幼稚園・小学生  1500バーツ/年
中学生        2000バーツ/年
両親を亡くし、現金収入が全くない状況の中で暮らす特に深刻な生活状況に置かれている子供に対しては、特別支給を行っていますが、やはりまだ全ての子供に行き渡っているわけではありません。
サポートのない子供は、週末日雇いで働き、その収入のみで生活をしています。また、学校を辞める子もいます。
この様な子供たちは年々増え続けています。

困窮しているケースに対しては、特別奨学金として1対1のサポートをお願いしています。

ケース1(特別奨学金)
年  齢:14
学  校ジュン郡ウィタヤコム中学校
奨 学 金1000B/月
家族構成父親はエイズで八年前に亡くなっている。母(43歳)と妹2人(小4・小1)と暮らす。
経済状況:母親が魚介類の干し物などを売っているが、100B/日ほどの収入のため生活に困窮している。編物(30B/着)も内職としてやっているが、生活費が足りないため彼は土日や長期休暇に日雇いで働いている。


ケース2(特別奨学金)

年  齢12歳
奨 学 金1000B/月
家族構成:祖母(60歳)と2人暮らし。母親はチェンマイで働いていて家に戻ってこない。父親はどこにいるかわからない。
経済状況:家でタイ風そば屋を営んでいるが、お店の経営はあまりうまくいっていない。彼女は店の手伝いをよくしている。奨学金で食費・日用品も賄っている。
健康状態:時々頭が痛くなる。祖母は足が悪く診療所に通っている。診察料が高いことも生活を困窮させる一因である。
学校生活:学校が好き。将来は祖母の病気を治すために医者になりたい。

ケース3
年  齢:11
学  校バンポン小学校
奨 学 金1500B/年
家族構成両親をエイズで亡くし、8年間祖母と二人暮らし
経済状況:祖母(71歳)は高齢なので今は働いていない。父が亡くなった時の保険金で生活費を賄う。奨学金で教科書・靴・制服等を買った